88(カミングアウト)
今日は起きるの遅かった
昨日寝るのも遅かったからね
昨日は特別な日だった
X君に自分がバイセクってことを告白した
初めて同性に告白した
X君はそれを聞いて「関係ないささいなこと」とだけ返事してくれた
やっぱり優しいんだなぁ…
って思った
X君はどことなくK君に似てる
優しいところとかね
言ったから何か変わったりスッキリしたりもなかった
なんかほんと何ともないような
それが逆に嫌だったりするんだけどね
もしかしたら信じてもらえてないかもしれないしね
10年片想いしたことも言ったけどね
けど、そういうのって本当にあり得ない話だから他の人からしたら死んだから美談にしようと後乗せした話のように聞こえるし、そう思う人が多いような気がする
僕はなんでカミングアウトしたいか?ってのが最近すこしわかってきた
K君がいた時は自分が愛してることを誰かに証明する必要はなかった
そもそも「好き」とか「愛してる」とか本人に言えば良いわけで、それで言えれば満足だしね
ただ死んでしまって僕は自分自信が本当にK君を愛していたのかとか疑問を持ってる
その疑問の大きな原因の1つは死んでしまった後の態度というかそういうのがわからないからでもある
僕はちゃんと彼のことを想っているのか?とかね
それで僕はそれを認めて欲しかったり許して欲しかったりしてほしいのだと思う
そして、本人にはもう伝えられない愛を誰かに話すことによって自分が持ってた感情を証明したいんだと思う
僕自身のことだから僕自身がこう思ってるから、それが正しいのかもしれないけど、それも僕はあまりよくわからないし、納得出来るか?ってなると難しいけどね
けど、色々あるけど、僕はK君のことを前からずっと愛してたし、今も愛してる
とてもとても大好きな人