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すごく申し訳ないと思うこともいくつもある
全部書くのは無理なほどにある
弔辞を上手く読めなかったのも一つ
色々書いたんだけど、全く読めなかった
だから、なんかよくわかんないことを少し話してそれで終わったような気がする
一生懸命考えて書いたんだけど
何故か何を書いたかいまいちよく覚えてない
コピー取っておくべきだったなと後悔してる
もう一つは僕たちの関係について
これは申し訳ないこと一つ一つの全てに通じることだと思う
Kくんは僕には何も教えてくれなかった
色々聞いても「さぁ？」とか、曖昧な返事だったり、はぐらかしたことしか言わなかった
けど、「Kくんは僕には何も教えてくれない」って文句言ったときがあったけど、そのときは「何も教えてないことはない」って少し強めに言われたから、たぶん何かを教えてくれてたんだと思う
言葉じゃ通じえないものをくれたからある意味ではそれはたしかにそうだったのかもしれないけどね
僕がいつものように「何も教えてくれない」って文句言ってたら「ギブアンドテイク、同じこと先に言ったら教えてあげる」みたいなことを言われた
僕はずっとKくんのことが好きで他の人と恋愛とか全く無かったわけではないけど、何となく「まあいいや、Kくんいるし」くらいに思ってたし、他の色んなことも「K君としたいなぁ」とか思って、特に何もしなかった
自分自身がもっとまともだったら、たぶんいい友達になれたと思う
僕は好きだったからこそ友達になれなかったし、好きなことすら言い訳に使うような人間だからこそ友達になれなかった気がする
死んでしまう前に言ってたんだよね
僕は自分自身を通してしか他人を見れないから、いつかはその人自身を見れるようになりたいって
簡単に言うと、他人を自分の中で都合のいいように解釈して文句言ったり、都合よく味方にしたような気分になったりだとか、そういうことをしてるような気がしてならない
どうすればまともな人間関係が築けるのか？ってのは僕の悩みだったりする
まともってのも意味がない話だけどね
人と人との繋がりの数だけの関係があって、それはどれも批判出来るものじゃないし、各々の関係の中で各々の存在とか関係とか色んなこと育んでいくのが正しいと思うし、どの関係が間違っているか？ってのは唯一、倫理観だとか道徳心だとかそういうものがあるくらいだと思う
実際僕もK君とはとても複雑な関係だったけど、それはそれで悪くないものだった
けど、それでもやっぱり僕が普通であれば良い友達になれた気がしてならない
それが本当に申し訳ない
普通に女の子好きになって付き合っていれば恋愛相談というかそういう話も出来ただろうし、働いていればもっとご飯行けただろうし、旅行にも行けただろうし、もっと色んなことが出来た気がする
もっと明るい性格だったらKくんが僕の心を暖めてくれたように、同じことが出来たかもしれないと思う
そういうことに凄く申し訳なさを感じる