10年片思いした人を亡くした人のブログ

ブログ主はバイセクなので好きだった人も自分も男です。あんまり良いことは書いてないです。ブログ主はニートなので見ててイライラすることが多々あると思います。

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好きな人が死ぬとか、大切な人が死ぬとかいう物語は世に溢れてる
実際、僕もいくつかそういう作品は観てるわけで
ブローバックマウンテンとかは今思い返すと少し近いものがある
あんなに普通にヤッたりとかは無かったけどね
もっとお互い精神的な距離が遠かったけどね
けど、物語と現実は当たり前だけど圧倒的に違う
何が違うかってのは2点ある
まずそんなにストーリー性がない
当たり前だけど、現実はそんなに何事も上手くいくというか、感動的に出来てない
実際、僕とKくんはお互いに両思いだったとかそういう素晴らしいじゃないけど、綺麗な関係では無かったしね
なんかどことなく微妙な部分も多くあったし、忘れてしまったことも多くあるし、事細かではないしね
冷静に考えてストーリー的じゃないなと思う
別に僕はストーリー性を求めているわけではないけどね
ただただなんというか何とも言えない日々があって、むしろ他の人から見たらイライラすらするような部分もあると思う
そして1番違うのが終わらないってことだと思う
映画とか小説はバッドエンドにしろハッピーエンドにしろ終わりがある
何となく観終わった感があって、そこで終わりで、その観たものを1週間も同じ気持ち持っていられないと思う
けど、現実はずっと続く
もしかしたら何かの弾みでどこかでこの気持ちも終わってしまうのかも知れないとも思う
新しい出会いだとか、何か変わるようなことだとか
ただ、それもある意味ストーリー的な物語の中のことのような気がする
大切な人が死んで何かが変わるってのは、そういう物語の中のことだけのような気がする
現実はただただ時間がいつものように流れて、その中で苛まされて、いつかは何もなく、何か劇的なこともなく持ち続けられない感情が時間とともに風化して、何となく日常に近い形を取り戻していくような気がする
それが苦しい
一生思っておきたいと思う
そうでなくても何かあって良いはずだとも思う
たぶん書いてあることがよくわからないと思うけど、そういう複雑な気持ちをずっと引きずるのが現実なんだろうなと思う
物語と違って、わかりやすくもないし、納得出来るようなものもなくて、ただただそういう感情や事象が存在して、それが自分を苦しめるって状況が続くだけのような気がする
物語は観た後に自分の世界に帰ったら自分の世界は観た前と同じような形をしているけど、現実は何かが欠けた状態がずっと続く
元には戻らないしね
過去を眺めたときに必ず直視しなきゃならないし、どこがで幾度も自分を苛むだろうしね
死んでしまったのはとても悲しい
僕は死ぬまで泣いていたいけど、だんだんともう泣けなくなってきて、泣けないことを思うと泣くより辛い
そんな日々がただただ存在するだけ